『19歳までに手に入れる7つの武器』を読んで

今回は、読んだ本のアウトプットというより、
純粋な感想文を書こうと思います。
というのは、著者の樺沢紫苑先生が感想キャンペーンに応募し、樺沢先生との食事会権をGETするためです😁
そのための条件として、SNSでの発信がありまして
純粋に感想文を載せます!

7つの武器 seven
『19歳までに手に入れたい7つの武器』
目次

最初に

 私と樺沢先生との出会いは2018年発刊の『アウトプット大全』を読んだときまで遡る。 当時の私は外食産業に18年勤めていたが、行き詰まっていた。というより精神的に病みかけていたのだ。
社会人になってから、それまでビジネスパーソンとして向上心を持ち続け、ビジネス書も読み続けるもなかなか結果が出ない日々と、終わりの見えない労務環境に、疲弊しマイナススパイラルの渦中にいた。 

 そこで出会った『アウトプット大全』での言葉、「アウトプットしなければ現実世界は変わらない」に感銘を受けた。というよりも救われたのである。それから2年後に転職し4年目に差し掛かり、この『19歳までに~』に出会った。そして感銘を受けたので感想を書きたい。

樺沢先生とアウトプット大全
樺沢先生の講演会に行き
『アウトプット大全』にサインをもらう!
2022年8月新宿にて

『7つの武器』とは

本書の構成は人生をRPGになぞらえて、展開していく。7つの武器(力)を手に入れながら冒険に出るのだ。さらに、3つの大枠のSTEPがある。それは「整え、つながり、行動する」。その3つのSTEPから印象に残ったことをピックアップしていきたい。

seven weapon
7つの武器と3つのSTEP

「整える」心や身体→思考を整えること。

ここで印象に残ったのは「レジリエンス」(心のしなやかさ)。もともと知っていた言葉だが、闘牛士を例にあげたことでさらにわかりやすくイメージできた。赤い布を用いることをレジリエンス。防御を固めて盾で応戦するのをストレス耐性としていたのが面白い。

レジリエンス
「レジリエンス」とは

また、レジリエンスを高めるために
①100回失敗する
②第3の選択肢を持つ
③ニュートラルな視点
…と3つの対策も提示。私は特に②第3の選択肢を持つという考え方を若者のうちに持ちたかった。判断材料が少ない若者にとっては、一旦落ちついて考えられるフレームになるからだ。その意識があればこそ、つねに複数の選択肢を持ち、可能性が増える。大きな武器だと言える。

「つながる」人とつながり、情報とつながること。

「人とつながる」と同じカテゴリーであえて「読解力」を武器に入れていることが面白いと思った。読書を「読んで書く」と分解して定義し、読書後のアウトプットを推奨している。 私自身、アウトプット大全を読んで、読書アウトプットを習慣化している。

読解力 
『読解力』とは

具体的にはInstagramで読んだ本をアウトプットして情報発信している。年間約60冊を4年続けてアウトプットしているのだ。そのことで読解力や表現力、洞察力がついたのではないかと考えている。 さらに読書以外にも、日常会話の場面だったり、人の話を聞く場面で、相手が何を言わんとしているかや、本質を掴む力、文脈を理解する力、そんな力もついたように感じる。それを若者の後につけていくことは非常に大切だと私も感じる どうしても若いうちは、コミュニケーションで苦しみ、傷つきやすい。相手が思ってないことを想像の中で、自分の文脈に持ってきてしまったりすることが大きな原因。それを避けるために、やはり読解力はなくてはならない。文脈の前後や背景を正しく認識することで「事実」と「感情」を切り替えることができる。

また読解力は、社会人になってから本当に必要なものとなる。上長の言っていることを正しく理解し、実行することが社会人初期には必要だからだ。正しく理解できないと、実行度の質が下がり、挙げ句の果てに「仕事ができない」という粗いレッテルを貼られてしまう危険性がある。それを回避するためにも若いうちに「読解力」を身につける必要がある。

「行動する」→“楽しい”を見つけ、あたらしい自分になること。

「あたらしい自分」のまえに「アウトプット力」がないといけない。アウトプット力を樺沢先生は「インプットとアウトプットとフィードバック、そのサイクルを回すこと」と定義している。

output
アウトプットサイクル

ここにこそ、樺沢先生の真髄があると思う。 冒頭にも書いた通り、私もアウトプットを習慣化することで、自分を表現することに躊躇することなく出来、自己理解が進んだ。結果的に優柔不断で決断に 至らなかった。転職も可能になった。10代の若者にあてはめると、 より一層すごい武器になると私は考える。自分の感情や思考を言語化(アウトプット)することで、客観的な視野を養える。
それだけでなく、その アウトプットされたパーツそれぞれが有機的に関わり合い自分が形成されていくのを自覚することができる。そして、言語化の習慣がついていることによって、それをいつでもまとめあげて表現することが可能になる。就職活動や推薦入試の面接に応用できるという実践的なことだけでなく、もっと人間として必要な体力をここで磨き上げることができる。私はそう考える。

まとめ

私は現在、20年間勤めた企業を退職し高校の進路アドバイザーになり 4年目。この著書で感銘を受けたことをダイレクトに生徒に届けることができる最高の環境にあるのだ。その恵まれた環境のなかで、自分自身も「7つの武器」を 常にメンテナンスしながら磨き、情報発信をしていきたい。そして、さらにその先にいる未来の若者たちが、それぞれが個性を発揮できるような支援をしていく。

樺沢先生が掲げる「情報発信で精神疾患を予防する」と同じ使命感でこれからも「アウトプット」していく。

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