『サイゼリヤの法則』①“利他”

みなさん、もう読みましたか?
『サイゼリヤの法則』(KADOKAWA 正垣泰彦

2024年3月22日発行!らしい…

もう公言していますが、私はサイゼリヤ歴24年の元社員です😄「歴」というのは、大学生時代のアルバイトを含めて、という意味です。バイト4年+社員20年ですわ笑

そんな私はいまだにサイゼリヤファンなわけなんですけど、その理由の1つにこの本の著者である正垣会長の経営理念と哲学があります。
てなわけで、5つの章に分かれているこの著書を私なりに解釈を交え、紹介していきたいなあと思います。5つの章立ては以下の通りです。

  • 利他
  • 反省
  • 調和
  • 努力
  • 法則

で、今回は利他

目次

エントロピー増大の法則⁉️

エントロピー増大の法則
ものごとは放置すると、乱雑で無秩序で複雑な方向に向かい、自発的には元に戻らない(本著より)

人は「これでいい」と現状満足したところから、乱雑で無秩序で複雑な方向に向かい、進歩できなくなると。
たしかにそうかも😅 自分に置き換えると、大学受験に合格した途端、不規則で不摂生でまったく成長していなかったなあと思い出します。
正垣会長は、「サイゼリヤの料理は高くてまずい」と言い続けることで問題点を発見し、日々反省していたとのこと。その時の反省の観点として、「人のため」になっていたかどうか。
この利他の観点に立って、反省し努力し続けることで、真の意味でこの世界とつながり合うことができるまで言っています😄その「つながり」によって、エネルギーが周りに伝播して、人が引き寄せられ、そのビジネスがなくてはならないものになる…。
この独特のロジックが私は大好きです👼

ものごとをありのままに見る

自分中心に物事を見ていると、自分の都合や損得勘定、思い込み、願望、こだわり、コンプレックスなどあらゆるエゴが入り込んでしまい、物事をありのままに見ることができません。

これは私が入社した2000年当時から、事あるごとに会議や社内報で会長がおっしゃっていました。また、社長が代わったあと「問題解決」の手法が取り入れられたときも、いちばん大事なのは「事実を正しく把握すること」と言われたことであります。

変化と調和の2つを同時に見ていくことを、私は「正しいものの見方」と呼んでいます。

この世の中が変化していく中で、お客様が何を考えているのかを、「自分の都合」で捉えず努力していくこと。そして、

「人のためであるほど、自分のためにもなる」というパラドックスがあなたを押し上げてくれるでしょう。

と。人間は自分中心、ものごとは変化していく、その中で「みんなが良くなること」(調和)を考えていくことが、ものごとを正しくありのまま、見ることになるとのこと。
素敵な考え方ですよね。うまく行かない時は、ものごとを「ありのまま」見れていませんよね😅

真のリーダーシップとは?

真のリーダーシップとは、周りの人を奮起させること。
この人を助けたいと思ってもらえること。

そして、問われるのは能力ではなく、人格や人間性とも書かれている。
つまり、リーダーは自分の弱さ、至らなさを認め、ものごとを自分中心ではなく、ありのままに見て、仲間のために、お客様のために一生懸命行動すれば、リーダーシップはつく。。。

私もそのようなリーダー(マネジャー)を目指しましたが、、、どこかで自分中心が出てしまっていたかなあと思います。甘さですね😅

さらにここの箇所では

“人のため 正しく 仲良く“
これが実践できれば誰でも優秀なリーダーになれる。

…としています。これはサイゼリヤの基本理念。

私はこの理念のポイントを「仲良く」にあると捉えています。他の企業の理念を見渡しても、「仲良く」とストレートに謳っているところはないのでは?そこがサイゼリヤの凄さを象徴しているポイントだと思います。

まとめ

この『利他』の章では、かなり濃厚な話が続きました。特に、最後の基本理念の「仲良く」につながるあたり、深いロジックを感じます😄いや、エモーション?正垣会長の話は、全方位で見ても納得感があり、聞いている人の深い感情に入り込んでくるものばかりです。
 私は社員時代、多いときはほぼ毎月会長の話を聞けたのですが、いつも血の流れが早くなるのを感じていました笑 これ、実話ですよ。
それくらい、細胞・分子レベルで活性化する内容だったのです。

次回は『反省』について書きます!

ここまで読んでくださりありがとうございました😄

サイゼリヤ
サイゼリヤで大好きなメニュー『塩味ボンゴレ』
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